ミシン目を入れられるだけではない!?
以前、営業で外回りの仕事をしていた時、当時営業していた商品の注文用紙は二枚複写ではなく左右に同じ項目があり、左が会社控えで右が会社控えという書式のものであった。
今思うと非常にめんどくさいシステムであるが当時は特に何も思わずに折り目を付けてちぎっていた。
いつものように顧客のもとを周っていたある日、入った事業所で注文書が置いてあり、いつものようにちぎろうとした時に違和感を覚えた。
注文書を良く見てみると…
っっ!!
ミシン目が入っているではないか!!左右に軽く引っ張るだけでパリッ!と気持ちの良い音を発して真っ二つになるのである。
これはすごい…。
気になって仕方ないので営業トーク後に事務員のおばちゃんに聞いてみることにした。
「ところでこの紙すごいですね!ミシン目が入ってるのは機械とかでやってらっしゃるんですか?」
するとおばちゃんは嬉しそうに「あっ、気づいた?それはね、このローラーでやるのよ~」と言って黄色いローラーカッターを持ってきた。
かくしてワタクシはOLFA 194Bと出会ったわけである。
そそくさとトークを終わらせ、おばちゃんにお礼を言い足早に退散、車に戻ってAMAZONですぐに注文したのは言うまでもない。
後日、職場に届いたこの魔法の杖はすぐにワタクシの心を鷲掴みにした。
ツマミをスライドさせると刃が隠せる。安全機構付き。
適当な紙にコイツをサッと走らせる。足取りの滑らかさはまるでサバンナを駆けるチーターのようだ。
恐らくこの黄×黒のカラーリングも由来はそこだ。
思うがまま一直線に走らせたら、後は優しく一撫でするだけ。
パリっ!というあのお馴染みの音でワタクシのハートをメロメロにする。
完全に心の拠り所となったコイツは、営業職を離れた今でも活躍中だ。
どんなに気分が落ち込んだ時でも、こいつをサッとやってパリっ!とすればすぐに清々しい気持ちになる。
そしてまた日々、社会の荒波と闘い続けるのだ。
この心躍る感覚はコイツじゃなきゃ味わえない。
停滞する日本経済、狂った現代社会を生き抜くためには一家に一台ミシン目カッターが必要なのではないか。
そう思わずにはいられない。
↑サッとやれば↓ミシン目が入る。
パリッ、パリッと。
ワタクシ愛用のOLFA 194Bは28mm径で、ハガキくらいの厚さの紙でも余裕でミシン目を入れられる。
現在194Bの後継商品としてOLFA 235B(28mm)とOLFA 173B(18mm)が販売されている。
購入される際はミシン目用ではない、普通のロータリーカッターとお間違えないようご注意を。
173Bの方は径が小さいのでより細かくミシン目を入れることができるだろう。
愛用の194Bでパリッとする動画も撮ってみた。
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